「これは……」
「驚いた?
星夜ちゃんのデバイスだよ。」
「……私の、デバイス。」
「そ。
レイジングハートと同型の祈願型インテリジェントデバイス。
言うなれば姉妹機かな。」
『まさか私に妹が出来るとは思いませんでした。』
「良かったねレイジングハート。」
『はい。完成が楽しみです。』
「まあ、そんな訳で星夜ちゃんに渡せるのはもうちょっと先になるんだけど。
その前にお願いがあるんだ。」
「お願い、ですか?」
「うん。
この子のね、名前を付けて欲しいんだ。」
「名前……」
「この子は星夜ちゃんのデバイス。
私が付けてもいいんだけど、せっかくだしね。」
「……そうですね。
では、ルシフェリオンと…………いえ。」
「?」
「私は『星夜』として新たに生まれ変わったのです。
ならば、この名も新たなものにするべきですね。」
「────新星。
この子の名は『ノヴァ』。
『ルシフェリオン・ノヴァ』です。」
しゃぶれよ。