「つまり、君はなのはと戦ったあの闇の欠片だと。」
「そう、なるのでしょうか。
その辺りの情報が曖昧でして。」
「なんだって?」
「ふむ。
もしかしたら、構築を急いでいたのかもしれないな。
結果、欠落が生じたのだろう。」
「闇の書の再生を考えてはいないのか?」
「さて、どうなのでしょう……
この胸の中にあった慟哭にも似た叫びは消えてしまいました。
私も、彼女……なのはがこの器に触れてくれなければ消えていたでしょう。」
「……今ここにいるのはあの時の人格だけ、という所かしら。」
「おそらく、それで合ってると思います。」
ふとももさわさわしたい。